経営計画策定の勧め〈経営コンサルタント〉
経営コンサルタントの提供するコンサルティングサービスの一つとして、経営計画策定や事業計画策定、あるいは経営改善計画策定といったものがあります。
弊社の場合は、業種では製造業・運送業・卸売業・製造小売業の計画策定をコンサルティングしていますが、経営者の方の中には、
「将来のことは分からないのに、計画作りの神経使う必要があるのか?」
「財務データは不要なのでは?3年後の売上がどれくらいになるかってそんなの分からないよ」
といった声を聞くことがあります。
本当に経営計画や事業計画、経営改善計画は必要なのでしょうか?
その質問に対して、弊社では『はい、もちろん』とお答えします。
その理由は、
経営計画書や経営改善計画書を策定する過程で、不明な個所や問題のありそう箇所を認識し対処しなけらばならないからです。
つまり、そのような思考を自らに課すことになるからこそ、経営改善書や事業計画書、経営改善計画書を策定することに意味があるのです。
誤解を恐れずに言うと、年間計画の策定自体に意味があるのであって、出来上がった計画書そのものが目的ではないのです。
新しく工場を新設して生産性を高める投資を計画する場合でも、投下資本と利益率やキャッシュフローを精査する過程で、計画立案者であるマネジャーは事業分析を行いますよね。これが大事なのです。
計画書作りは、経営者や経営管理者、マネージャーに対して、想定する事業を熟考させる機会を与えるから経営計画策定は必要になるのです。
経営者の皆さん、経営計画書や経営改善計画書策定のプロセスを有意義に活用してくださいね。
以上、経営コンサルタントからのアドバイスでした!

関連記事
-
レイアウト図を書いてみる〈物流コンサルティング〉
物流センターでは多様な商品が入出庫を繰り返しています。 アイテム数が多い物流センターでは登録で1万
-
信頼づくりのヒント〈経営コンサルティング〉
社員と経営者の間で、あるいはリーダーとチームメンバー間で、信頼のベースを作るために簡単にできることが
-
思い込みを排除する方法〈経営コンサルティング〉
経営コンサルタント、物流コンサルタントの大原です。 皆さんの会社では以下のような発言をよく聞き
-
裸の王様〈経営コンサルタント〉
経営コンサルタントとして独立して5年目になる。 その間、製造業・運送業を中心に、様々な課題を抱
-
売上拡大のために〈経営コンサルティング〉
売上を向上するために、皆さんはどのような取組をしていますか? 部下にはっぱをかけて、顧客になり
-
物流作業の生産性を高める5〈物流コンサルタント〉
物流作業の生産性を高めるためには、何に取り組めばいいでしょう? 前回はピッキング作業の生産性を高め
-
物流マンのやる気を引き出す2〈物流コンサルティング〉
前回は物流マンのやる気を引き出すために必要な仕組みについて、その概要をお話ししました。 多機能化し
-
当事者としての自覚〈経営コンサルタント〉
外から見ると順調に業績を拡大させているようでも、ヒアリングすると「うちは問題だらけですよ」という経営
-
リーダーは同じことを何度も伝えること〈経営コンサルティング〉
会社で運用上のルールや取決めをしたら、それでうまくいくと思っている経営者はいないでしょうか?
-
キーマンを取込め〈経営コンサルタント〉
経営革新改善活動をコンサルティングするに当たって、まずは「キーマンが誰か」を確認するようにしている。
- PREV
- リーダーの役割〈経営コンサルタント〉
- NEXT
- 顧客との絆〈経営コンサルティング〉
