顧客との絆〈経営コンサルティング〉
ある会社では、既存顧客に定期的にレターを出している。
既に10年以上に渡って定期的に顧客に発送する、顧客との「絆」つくりである。
A4サイズに横書きで書かれている内容は、どんなものがあるのだろうか?
・経営者自身の商売に対する考え方
・店舗における新商品展示
・商品開発秘話
・顧客のお褒めお叱りごと(その対応)
・店長のひとりごと
・社内でのできごと
・新入社員の紹介
・今月の目標(顧客目線で)
以上のような事柄が、レター通信には記載してある。
ではなぜこのようなレター通信を発行し続けているのだろうか?
その理由は、顧客と絆つくりを継続して来店客を増加させること。
このようなレター通信は結果的には売上利益の増加につながるのだが、売上や利益を上げようと思って取り組んでも成果は上がらない。
なぜなら、商売は顧客との絆つくりだからだ。
自身の儲けを先に考えるようでは、顧客から見透かされる。
レター通信など地味な取り組みを10年以上継続しようと思えば、「顧客への想い」が要ると思う。
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