数字で経営を掴む(経営コンサルティング〉
製造業や運送業の経営コンサルティングをしている時、どんな現場であっても、数字で経営の実態を把握すると問題点や課題が浮き彫りになってきます。それは他の業種、例えば小売業でも同じことです。
数字を漫然と眺めるのではなく、何かの固まりで区分してみることが大切です。
製造業の場合ですと、工場別,工程別,機能別,担当者別,機械別などで区分して、生産高や工数をみていけば問題点が把握できるので、対応策を検討します。
運送業の場合ですと、営業所別,運行エリア別,顧客別,車両別などで区分し数字を把握することで、経営上の問題点を捉えることができます。
このような取り組みが、数字を仕事に生かすことになるのです。
「区分して比べる」
そうすることで経営力を高めることができ、収益性が向上します。
数字はビジネスの現状を正確に表しているので、漫然とデータを眺めるのでなく、区分して比較することで経営の実態を理解できるため、業績悪化の原因となっている数字や危険な数字を効率よく見つけることができます。
区分して数字でとらえた上で、それらの数字を比較することで割合(%)が分かりますので、金額だけでなく割合が大きなものから改善すると経営力を高めるためには効果的です。
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