在庫施策を考える際には〈物流コンサルタント〉
製造業や卸売業、あるいは3PLを展開する運送業において、物流センターや倉庫で、どのように在庫を管理すればよいかを検討する場合、以下のようなことが在庫管理施策に影響を与えます。
・需要
まずは顧客にどれぐらいの需要があるかということです。
需要は需要がそもそも正確に把握できないため、不規則であっても、過去のデータを活用して平均的な需要量や需要のばらつきを把握することで、在庫保有数の決定や管理施策を検討します。
・リードタイム
製造業の場合であれば、工場から倉庫への移動にどれくらいの時間がかかるのか、また、倉庫から出荷し顧客に届けるまでにどれくらいの日時が必要なのかにより、在庫管理の在り方も変わってきます。
・顧客の要求するサービスレベル
・製品(商品)アイテム数
・発注費用
・在庫管理コスト
製造業の場合ですと、追加で生産するする際に新たな固定費が掛かるのか掛からないのかによっても、在庫施策を検討しておく必要があります。
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