物流マンのやる気を引き出す〈物流コンサルティング〉
運送業の機能として、輸送,配送,保管,在庫管理,荷役,流通加工,物流データ処理があります。
昨今では、運送業の機能も十数年前から比較するとずいぶん増えてきました。
以前は運送業=輸送というイメージでしたが、十数年前から3PL(サードパーティロジスティクス)が唱えられはじめ、普及していきました。
多機能化に伴い、如何にして物流マンの意欲を引き出すかが一層重要になってきています。
ドライバー職は高齢になると続けにくい職種です。
少子高齢化が進展する中で、20歳から40歳の従業員だけで運送業を経営していくということは困難ですから、50歳を超えても安心して働き続けることができるようにすることは重要です。
その点、運送業としての多機能化は良い取り組みといえましょう。
トラックを操るドライバー、物流センターで仕事する作業者、納品先で打合せする配送員、入出庫を処理し在庫管理する社員など、従業員にやる気を出して意欲的に働いてもらうためには仕組みが必要です。
その仕組みとは、モチベーションを高め維持する仕組みです。
運送業に勤務して、長い間同じ仕事をしているとマンネリ化してきます。これを防ぐには目標を示してやる気を引き出すことが大切です。そして目標に対してどれくらいできたかをしっかりと評価することが肝要です。
このようなサイクルを繰り返すことで、モチベーションを維持向上できるようになります。
運送業のなかでも、良い会社、業績のいい会社は、このような人事評価システムが組織に根付いています。
関連記事
-
働くということ〈経営コンサルタント〉
思うに、「働く」は人生の中で多くの時間を費やしているものだ。 働き方にもいろいろあるだろう。 で
-
裸の王様〈経営コンサルタント〉
経営コンサルタントとして独立して5年目になる。 その間、製造業・運送業を中心に、様々な課題を抱
-
運輸業の経営改善〈経営コンサルタント〉
運輸業、いわゆるトラックを保有し輸送や配送を行っている一般貨物自動車運送業者は、社数にして全国で57
-
物流作業の生産性を高める1〈物流コンサルティング〉
物流作業の生産性を高めるためには、何に取り組めばいいでしょう? このようなことを検討する場合には、
-
製造業の経営改善〈経営コンサルティング〉
モノづくり企業である製造業の経営改善について、事例をお話ししましょう。 岡山の製造業A社では、
-
ベンチマーク〈経営コンサルティング〉
製造業や流通業のコンサルティングにおいて、ベンチマークで当該企業の問題点を仮説として持つと真因を把握
-
組織が一体になるとはどういうことか〈経営コンサルテイング〉
経営改善や革新が必要となる組織においては、以下のような問題点が見受けられます。 1)経営理念が
-
手段と目的は違う〈経営コンサルティング〉
手段と目的が違うのは当たりまえです。 ですが、、岡目八目で第三者からみると
-
真の改善活動とは〈経営コンサルタント〉
製造業の現場や運送業の物流センターの改善活動をコンサルティングする中、標準作業の重要性を指摘している
-
原価低減活動〈経営コンサルティング〉
こんにちは、経営コンサルタントの大原です。 今日は原価低減について考えてみたいと思います。