手段と目的は違う〈経営コンサルティング〉
手段と目的が違うのは当たりまえです。
ですが、、岡目八目で第三者からみるとそれを混同していることって結構あるものです。
中小企業の場合、多くは機能別組織体制となっていますが、組織が大きくなり社員数が増えると組織内にコンフリクトが発生してきます。
例えば、営業と製造の間で上手く物事が伝わらないなど。
そのような時、すぐに「〇〇という情報システムを導入して見える化しよう!」、「そして営業の納期情報生産部門で把握し納期順守しよう!」といった声が上がります。
でも、、
本当にそうでしょうか?
情報システムは便利ですが、パソコンの中にある情報はそれを見なければ意味がない。
まずやらなければいけないのは、
①なぜ営業と製造部門間で情報が共有できないのか、その理由を把握すること
②その理由を発生させている原因を取り除くこと
そのうえで、
③アナログで出来ることを先行して行うこと
④アナログ手法のなかでシステム化することで利便性が高まることを、ITに置き換えること
といった流れで考え実行することです。
聴けばそれで済むことって、けっこうあるもの。
システム化は後から考えよう。
関連記事
-
信頼づくりのヒント〈経営コンサルティング〉
社員と経営者の間で、あるいはリーダーとチームメンバー間で、信頼のベースを作るために簡単にできることが
-
「しか」でなく「でも」となるように〈経営コンサルタント〉
私は、製造業,運送業,サービス業を中心に経営コンサルティングをしている。 仕事がら、まずは現場を診
-
成功体験を積み上げること!〈経営コンサルティング〉
企業経営において、勝ち戦をすることは大切だ。 勝ち戦というと仰々しいが、小さくてもいいので何ら
-
ムダに気づこう〈経営コンサルティング〉
クライアント企業の業績向上を支援する、経営コンサルタントとして現場を診ると、「ムダに気づいていない」
-
お客さんに買ってもらうには〈経営コンサルティング〉
自社が提供する商品やサービスを顧客に買ってもらうためには、どうすればいいでしょうか? 飲料や化
-
お客さんに買ってもらうには2〈経営コンサルティング〉
前回は消費者の購買プロセスをみながら、誰にマーケティング活動を展開するかを検討しました。 では設備
-
生産性を高める〈物流コンサルティング〉
物流センターにおける作業時間を削減したいというニーズは多くあります。 人的リソース(経営資源)
-
売上や利益を高めるために〈経営コンサルタント〉
業績を改善させるためにどんなことを行っていますか? ・新しい仕事に取り組む ・既存のお客さん
-
数字で経営を掴む(経営コンサルティング〉
製造業や運送業の経営コンサルティングをしている時、どんな現場であっても、数字で経営の実態を把握すると
-
社員に関心を持つ〈経営コンサルタント〉
弊社は、製造業の現場改善や経営革新改善をコンサルティングしている。 経営者がどれくらい社員に関
- PREV
- チーム編成〈物流コンサルティング〉
- NEXT
- 頭の中を整理する〈経営コンサルティング〉

