手段と目的は違う〈経営コンサルティング〉
手段と目的が違うのは当たりまえです。
ですが、、岡目八目で第三者からみるとそれを混同していることって結構あるものです。
中小企業の場合、多くは機能別組織体制となっていますが、組織が大きくなり社員数が増えると組織内にコンフリクトが発生してきます。
例えば、営業と製造の間で上手く物事が伝わらないなど。
そのような時、すぐに「〇〇という情報システムを導入して見える化しよう!」、「そして営業の納期情報生産部門で把握し納期順守しよう!」といった声が上がります。
でも、、
本当にそうでしょうか?
情報システムは便利ですが、パソコンの中にある情報はそれを見なければ意味がない。
まずやらなければいけないのは、
①なぜ営業と製造部門間で情報が共有できないのか、その理由を把握すること
②その理由を発生させている原因を取り除くこと
そのうえで、
③アナログで出来ることを先行して行うこと
④アナログ手法のなかでシステム化することで利便性が高まることを、ITに置き換えること
といった流れで考え実行することです。
聴けばそれで済むことって、けっこうあるもの。
システム化は後から考えよう。
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