正しい指標管理とは〈経営コンサルタント〉
経営コンサルタントは企業が経営戦略を立案することをサポートし、施策に対して指標を設定して進捗をモニタリングする。
そういったコンサルティングもするわけだが、どのような指標を設けるかが大切になってくる。
設定する指標は、経営者が社員に明示するメッセージだと思う。
すなわち、経営者は何を重要視しており社員にどのようにして欲しいかを、指標は明確に示しているのだ。
ということは、設定する指標が経営者が本来意図していないものであったり、誤った指標を設定してしまうと、組織をミス誘導してしまうことのなる。
その意味では、指標とはまさに、インセンティブであると思う。
どのような指標を社員・チームに示すのか、社員たちに何に集中して欲しのか。
指標が真の目標を言い表していなければ、社員・チームに本来の目標を見失わせてしまう。
指標管理においては、定量化できるものとできないものがある。
定量的な目標にばかり目を向けるよう社員・チームに仕向けていると、定性的な目標は達成できないものだ。
数値だけのマネジメントでは、なんだか味気ない。人間味を感じない。
数値を設定して指標管理することで短期的に目標を達成しても、それは現在に最適化できたということであって将来を犠牲にしていることになっていないか?
物事を正しく進めるためには、経営者が何を測定すれば社員がそれに反応して行動を起こすのかを、しっかり認識しておく必要がある。
定量化できる指標だけでなく、定性的な指標も設定して正しく指標管理していこう。
関連記事
-
信頼づくりのヒント2〈経営コンサルティング〉
チームの信頼関係を構築することの2つ目のヒントに、「聴く」があります。 皆さんはチームメンバー
-
思い込みを排除する方法〈経営コンサルティング〉
経営コンサルタント、物流コンサルタントの大原です。 皆さんの会社では以下のような発言をよく聞き
-
あるホテルの対応〈経営コンサルティング〉
先日、東京都内の某ホテルに宿泊した。 その際に感じたことを、顧客視点で述べてみたいと思う。
-
整理整頓の勧め3〈経営コンサルタント〉
前回、整頓についてお話ししました。 整頓とは、必要な時に必要な量だけ取り出せるようにすることで
-
ビジョンを実現するために〈経営コンサルタント〉
社員を未来に導いていくにはどうすればいいだろうか? 未来に目線を向けさせるためには? 日頃仕
-
問題点を絞り込む〈経営コンサルタント〉
製造業,運送業,卸売業の会社に経営コンサルタントとして支援する中、問題点を発見した後、その問題を絞り
-
経営戦略を考える〈経営コンサルティング〉
皆さんこんにちは、製造業,運輸運送業,卸売業を支援している経営コンサルタントです。 今日は次の
-
接客力〈経営コンサルティング〉
まごころのこもった笑顔は気持ち良い。 先日訪れた居酒屋では、店員が見事なまでの接客力で私たちを
-
一歩一歩〈経営コンサルティング〉
みなさん、今年も最後となりました。来年に向けてさらに飛躍すべく新たな気持ちで新年を迎えましょう!!
-
整理整頓の勧め 4〈経営コンサルタント〉
整理整頓が組織に根付かないという声を顧問先から聴くことがあります。 なぜ整理整頓が定着しないの
- PREV
- 第11回しんきん合同ビジネス交流会に出展しました
- NEXT
- リーダーの役割〈経営コンサルタント〉