整理整頓の勧め〈経営コンサルタント〉
現場改善を進めるうえで、まず行うべきことがあります。
それは整理整頓です。
整理とは、いるものといらないものを分別し、いらないものは捨てることです。
その際に、①今使うものなのか、②今は使わないが〇日後、〇週間後に使うものなのか、③いつまでたっても使わないものなのか、を明確にするべきです。
つまり、いるものであっても、期限をつけることが重要なのです。
なぜなら、期限をつけることで、余分にいるものとして持つ必要がなくなるからです。
余分にもつ点で考えると、①今使うものは何個必要なのか、②今は使わないが〇日後には何個必要なのか、というように必要な数量をしっかり考えて、その数だけ持つようにするとよいでしょう。
不要なものを持っておくとその分保管スペースが増えますし、必要なものでもあってもその必要な数を超えて持っておくと、やはり保管スペースが増えます。
また、整理整頓を進めるもう一つのポイントは、陰をつくらないこと。
・皆さんの家庭でも、階段の下に不要なものが滞留していませんか?
そうなんです、私たちは人目につかない場所に不要なものを隠したがりますので、見えない場所をつくらないように意識的に心がけることが整理整頓においては大切です。
このようにして整理ができたら、何時でも、誰でも必要なものを取り出すことが出来るように、整頓に取り掛かりましょう。
整理整頓を徹底して行うことが、改善のコンサルで成果を上げるために大切なことなのです。
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