整理整頓の勧め〈経営コンサルタント〉
現場改善を進めるうえで、まず行うべきことがあります。
それは整理整頓です。
整理とは、いるものといらないものを分別し、いらないものは捨てることです。
その際に、①今使うものなのか、②今は使わないが〇日後、〇週間後に使うものなのか、③いつまでたっても使わないものなのか、を明確にするべきです。
つまり、いるものであっても、期限をつけることが重要なのです。
なぜなら、期限をつけることで、余分にいるものとして持つ必要がなくなるからです。
余分にもつ点で考えると、①今使うものは何個必要なのか、②今は使わないが〇日後には何個必要なのか、というように必要な数量をしっかり考えて、その数だけ持つようにするとよいでしょう。
不要なものを持っておくとその分保管スペースが増えますし、必要なものでもあってもその必要な数を超えて持っておくと、やはり保管スペースが増えます。
また、整理整頓を進めるもう一つのポイントは、陰をつくらないこと。
・皆さんの家庭でも、階段の下に不要なものが滞留していませんか?
そうなんです、私たちは人目につかない場所に不要なものを隠したがりますので、見えない場所をつくらないように意識的に心がけることが整理整頓においては大切です。
このようにして整理ができたら、何時でも、誰でも必要なものを取り出すことが出来るように、整頓に取り掛かりましょう。
整理整頓を徹底して行うことが、改善のコンサルで成果を上げるために大切なことなのです。
関連記事
-
物流作業の生産性を高める6〈物流コンサルタント〉
物流作業の生産性を高めるためには、何に取り組めばいいでしょう? 前回は梱包作業の生産性向上につい
-
社員をどのように巻き込むか〈経営コンサルタント〉
経営コンサルタントとして製造業や運輸業の経営をサポートしているが、今日は、社員の巻き込み方について話
-
お客さんに買ってもらうには2〈経営コンサルティング〉
前回は消費者の購買プロセスをみながら、誰にマーケティング活動を展開するかを検討しました。 では設備
-
物流センターで取り組む業務〈物流コンサルティング〉
岡山にも拠点がある運送会社の物流センターでは、保管,在庫管理業務として、取引先工場の製品だけでなく仕
-
物流作業の生産性を高める4〈物流コンサルタント〉
物流作業の生産性を高めるためには、何に取り組めばいいでしょう? 前回はフリーロケーションの活用につ
-
多様性を認める組織は強い〈経営コンサルティング〉
活気があり成果を上げている組織は、積極的に多様性を認めています。 いわゆる ダイバーシティー って
-
成功体験を積み上げること!〈経営コンサルティング〉
企業経営において、勝ち戦をすることは大切だ。 勝ち戦というと仰々しいが、小さくてもいいので何ら
-
売上拡大のために〈経営コンサルティング〉
売上を向上するために、皆さんはどのような取組をしていますか? 部下にはっぱをかけて、顧客になり
-
失敗の勧め〈経営コンサルティング〉
経営者や経営管理者の皆さんは、部下に対して失敗を進めているだろうか? 皆さんはこの質問を聞いて
-
運輸業の経営改善〈経営コンサルタント〉
運輸業、いわゆるトラックを保有し輸送や配送を行っている一般貨物自動車運送業者は、社数にして全国で57
- PREV
- 岡山県中小企業診断士会理事就任のお知らせ
- NEXT
- 整理整頓の勧め 2〈経営コンサルタント〉

