信頼づくりのヒント〈経営コンサルティング〉
社員と経営者の間で、あるいはリーダーとチームメンバー間で、信頼のベースを作るために簡単にできることがあります。
それは「声を掛ける」こと。
声を掛けようと思えば、経営者は社員がいまどのような状況にあるのかを観察しておかなければ、適切な「声掛け」はできないでしょう。
逆に言うと、社員の状況を知っていれば、自然に声を掛けれるようになります。
「元気そうだね、なんかいい事あったの?」
「顔色悪いね、昨日は遅くまで企画書かいていたの?」
「楽しそうだね、僕にも聞かせてよ」
「今日は声に張りがあるね」
日頃からチームメンバーの様子を観察し、状況を把握しておこうと思っていると、こんなふうに自然に声を掛けることができます。
そのような声掛けは、リーダーが気にかけてくれているという安心感や、リーダーが見ていてくれる、つながっているという信頼感を組織内に醸成していきます。
声掛けの代表格が、挨拶です。
朝出社したら「おはよう!」、外出時には「いってきます!」、帰社時には「帰りました!」、退社時には「お先に失礼します!」
このような当たり前の挨拶が出来ていますか?
経営者やリーダーなど上に立つものから積極的に挨拶しましょう。そんな日頃の積み重ねが信頼につながります。
皆さんが挨拶した際のメンバーの反応はどうですか?
つながっていますか?チームを感じますか?
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