人事評価システムの運用は適正ですか?〈経営コンサルティング〉
組織が成立する要件は3点あると言われています。
①共通の目的
②コミュニケーション
③貢献意欲
組織はチームプレーを行うわけですから、共通の目的が必要です。
もちろん従業員の採用に当たっては、組織に対して貢献しようと意欲のある人を採するわけですから、①と③はある意味、あって当然なのです。
その一方で②のコミュニケーションについては十分行われず、
・部門間に壁があり、会社全体として一体感がない
・従業員が個々に行動しており、部門が目標を達成できない
・経営者と従業員の間で見えない壁があり、仕事にやらせれ感がある
といったことが起こりがちですね。
そこでコミュニケーションを活発にするために、人事評価を活用する方法があります。
・従業員の評価を定期的に、例えば四半期ごとや半期ごとに行っていますか?
・部門長が従業員を評価しますか?
・経営者が従業員を評価しますか?
・従業員が自己評価しますか?
・経営者が被評価者に評価をフィードバックしますか?
・部門長が被評価者に評価をフィードバックしますか?
・従業員の自己評価と管理者評価との差異を把握し、従業員にアドバイスしていますか?
・計画的に面談時間を確保し、納得感を得られるべく双方向の対話を行っていますか?
以上の8つの質問すべてに「イエス」と言えないのであれば、せっかくの人事評価の仕組みが上手に運用出来ていないと言わざるを得ません。
会社の中には様々な「仕組み」があるわけですが、それらの仕組みを生かしましょう!
活用してこそ組織力向上、業績アップにつながります!
関連記事
-
多様性を認める組織は強い〈経営コンサルティング〉
活気があり成果を上げている組織は、積極的に多様性を認めています。 いわゆる ダイバーシティー って
-
在庫施策を考える際には〈物流コンサルタント〉
製造業や卸売業、あるいは3PLを展開する運送業において、物流センターや倉庫で、どのように在庫を管理す
-
整理整頓の勧め 4〈経営コンサルタント〉
整理整頓が組織に根付かないという声を顧問先から聴くことがあります。 なぜ整理整頓が定着しないの
-
物流マンのやる気を引き出す〈物流コンサルティング〉
運送業の機能として、輸送,配送,保管,在庫管理,荷役,流通加工,物流データ処理があります。 昨今で
-
入庫作業の改善〈物流コンサルティング〉
皆さんの会社ではそのような入庫作業をしていますか? 製造業や3PLの運送業者では、大型の物流セ
-
物流マンのやる気を引き出す2〈物流コンサルティング〉
前回は物流マンのやる気を引き出すために必要な仕組みについて、その概要をお話ししました。 多機能化し
-
社長の仕事は働きたくなる環境づくり〈経営コンサルタント〉
経営コンサルタントとして経営者を支援する中で、感じることがある。 それは、、、 成長過程
-
決められない病から脱却する〈経営コンサルティング〉
顧客からの紹介でコンサルティングを実施することがよくあります。 顧問先には二つのパターンがあり
-
知っていることと知恵との違い〈経営コンサルタント〉
経営改革、組織改革、業務改革をコンサルする時、いつも気を付けていることがある。 それは知識と知恵の
-
社内で対話してより良い戦略,戦術を考える〈経営コンサルティング〉
経営コンサルティングの現場では、経営者だけでなく、経営幹部や社員の皆さんからの考えや意見を踏まえた議
- PREV
- 生産性を高める〈物流コンサルティング〉
- NEXT
- 収益性とは〈経営コンサルティング〉