原価低減のやり方〈経営コンサルタント〉
不思議なもので原価は何もしなければ自然と高くなっていくものだ。
放っておくと原価高になる。
原価を下げる、コストダウンするためにはどうすればいいかを、お話したい。
まず何よりも整理整頓を徹底することだ。
必要ないものは捨てて、作業場には必要なものだけを置くようにする。
次に、誰でも分かるように置き場を決めて定置管理する。
この2Sの徹底により、工場内でどこで問題が発生しているかがすぐに分かるようになる。
ある工程で問題が発生し作業が停止すると、仕掛品が定位置からオーバーしてしまう。
また工具は定位置に保管されていないと、見てすぐに分かる。
要は、2Sは可視化、見える化のツールだ。
工程で問題が発生すると作業が止まってしまい生産高が下がる。リードタイムも長くなるから納期遅れも発生するかもしれない。
工具が定位置にないと、工場内を探し回ることになる。あるいは、見当らなければ新しく工具を購入することにもなる。
そうなると、コスト高になる。
だから2Sを徹底し、問題の見える化を行うのだ。
そうやって問題をすぐに把握し、真因を追求して解決していく。
関連記事
-
物流センターを公開する〈物流コンサルティング〉
社員のモチベーションが低い…といって相談される会社があります。 何故モチベーションが低いのでし
-
整理整頓の勧め 4〈経営コンサルタント〉
整理整頓が組織に根付かないという声を顧問先から聴くことがあります。 なぜ整理整頓が定着しないの
-
数字で経営を掴む(経営コンサルティング〉
製造業や運送業の経営コンサルティングをしている時、どんな現場であっても、数字で経営の実態を把握すると
-
物流改善プロジェクトの目標を明確に〈物流コンサルティング〉
物流コンサルタントとして、物流改善プロジェクトを進めるに当たってはその目的を明確にします。 プ
-
思い込みを排除する方法〈経営コンサルティング〉
経営コンサルタント、物流コンサルタントの大原です。 皆さんの会社では以下のような発言をよく聞き
-
やらないといけない理由を作る〈経営コンサルタント〉
皆さんは「百聞は一見にしかず」という言葉をご存知でしょう。 実はこれには続きがあります。
-
収益性とは〈経営コンサルティング〉
コンサルタントが中小企業の経営者に以下のような質問をします。 「儲かっているかどうかはどのようにし
-
整理整頓の勧め3〈経営コンサルタント〉
前回、整頓についてお話ししました。 整頓とは、必要な時に必要な量だけ取り出せるようにすることで
-
コンサルの成果〈経営コンサルタント〉
コンサルティングでは、私は経営者だけでなく従業員を巻き込んだ取り組みで成果を上げるようにしている。
-
チームで頑張る〈経営コンサルティング〉
一人で頑張るってのは、何かと不自由はものです。 ・自身ではどうしていいのか分からないことを調べ