信頼づくりのヒント〈経営コンサルティング〉
社員と経営者の間で、あるいはリーダーとチームメンバー間で、信頼のベースを作るために簡単にできることがあります。
それは「声を掛ける」こと。
声を掛けようと思えば、経営者は社員がいまどのような状況にあるのかを観察しておかなければ、適切な「声掛け」はできないでしょう。
逆に言うと、社員の状況を知っていれば、自然に声を掛けれるようになります。
「元気そうだね、なんかいい事あったの?」
「顔色悪いね、昨日は遅くまで企画書かいていたの?」
「楽しそうだね、僕にも聞かせてよ」
「今日は声に張りがあるね」
日頃からチームメンバーの様子を観察し、状況を把握しておこうと思っていると、こんなふうに自然に声を掛けることができます。
そのような声掛けは、リーダーが気にかけてくれているという安心感や、リーダーが見ていてくれる、つながっているという信頼感を組織内に醸成していきます。
声掛けの代表格が、挨拶です。
朝出社したら「おはよう!」、外出時には「いってきます!」、帰社時には「帰りました!」、退社時には「お先に失礼します!」
このような当たり前の挨拶が出来ていますか?
経営者やリーダーなど上に立つものから積極的に挨拶しましょう。そんな日頃の積み重ねが信頼につながります。
皆さんが挨拶した際のメンバーの反応はどうですか?
つながっていますか?チームを感じますか?
関連記事
-
収益性とは〈経営コンサルティング〉
コンサルタントが中小企業の経営者に以下のような質問をします。 「儲かっているかどうかはどのようにし
-
真因把握と課題,対策立案,実行で業績を高めよう〈経営コンサルティング〉
皆さん、年末の慌ただしい中お過ごしのことと思います。 忘年会も、昨日でほぼ打ち止めといったとこ
-
チームで頑張る〈経営コンサルティング〉
一人で頑張るってのは、何かと不自由はものです。 ・自身ではどうしていいのか分からないことを調べ
-
知っていることと知恵との違い〈経営コンサルタント〉
経営改革、組織改革、業務改革をコンサルする時、いつも気を付けていることがある。 それは知識と知恵の
-
意思疎通は質と量ともに〈経営コンサルティング〉
活力があり成果を上げている会社には共通点があります。 それは 意思疎通がしっかり出来ている
-
真の改善活動とは〈経営コンサルタント〉
製造業の現場や運送業の物流センターの改善活動をコンサルティングする中、標準作業の重要性を指摘している
-
整理整頓の勧め 4〈経営コンサルタント〉
整理整頓が組織に根付かないという声を顧問先から聴くことがあります。 なぜ整理整頓が定着しないの
-
「しか」でなく「でも」となるように〈経営コンサルタント〉
私は、製造業,運送業,サービス業を中心に経営コンサルティングをしている。 仕事がら、まずは現場を診
-
一歩一歩〈経営コンサルティング〉
みなさん、今年も最後となりました。来年に向けてさらに飛躍すべく新たな気持ちで新年を迎えましょう!!
-
ビジョンを実現するために〈経営コンサルタント〉
社員を未来に導いていくにはどうすればいいだろうか? 未来に目線を向けさせるためには? 日頃仕
- PREV
- 失敗の勧め〈経営コンサルティング〉
- NEXT
- 卸売業B社