原価低減活動〈経営コンサルティング〉

こんにちは、経営コンサルタントの大原です。

今日は原価低減について考えてみたいと思います。

 

皆さんは原価低減活動と聞くとどんなことを思いうかべるでしょうか?

作業者の工数削減や人員削減、設備の削減または有効活用、IE手法によるムリ・ムダ・ムラとり、原価企画等々いろいろ思いうかぶことでしょう。

作業者の工数削減においては、①工程分析と作業分析、②稼働分析を行い、無駄を排除して効率的な作業を行うよう検討していきます。

工程分析はフローを俯瞰し、手戻りや錯綜などを無くすことで作業の生産性を高めます。

作業分析は作業の方法を分析し、より効率的な作業法を構築します。一般に1移動するのに1秒かかりますので、歩いたり運搬したりするのは可能な限りなくした方がいいですよね。

ですので、工程分析や作業分析は「時間の有効活用」といった視点が重要となります。

 

一方、稼働分析は稼働と非稼働を分析し、そのうえで稼働時間の中の価値作業と不価値作業を把握して生産性を高めていきます。

よって、稼働分析は「時間への寄与度を高める」といった視点で、作業を分析するものです。

 

ある作業現場では、17時終了のチャイムが鳴る前に、作業者は作業をやめ手洗いを行っていました。

その時間は5分。

たった5分ですが、従業員が50名なら1月間では11人日にもなり、無駄も積もれば大きいですね。

 

ぜひ原価低減を行いましょう!

canvas2

関連記事

組織が一体になるとはどういうことか〈経営コンサルテイング〉

経営改善や革新が必要となる組織においては、以下のような問題点が見受けられます。 1)経営理念が

記事を読む

整理整頓の勧め3〈経営コンサルタント〉

前回、整頓についてお話ししました。 整頓とは、必要な時に必要な量だけ取り出せるようにすることで

記事を読む

物流作業の生産性を高める1〈物流コンサルティング〉

物流作業の生産性を高めるためには、何に取り組めばいいでしょう? このようなことを検討する場合には、

記事を読む

問題を発見する目とは〈経営コンサルタント〉

製造業の会社にコンサルティングする時、いつも気にして診ることがあります。 それはどんなことかと

記事を読む

決められない病から脱却する〈経営コンサルティング〉

顧客からの紹介でコンサルティングを実施することがよくあります。 顧問先には二つのパターンがあり

記事を読む

人事評価システムの運用は適正ですか?〈経営コンサルティング〉

組織が成立する要件は3点あると言われています。 ①共通の目的 ②コミュニケーション

記事を読む

物流作業の生産性を高める2〈物流コンサルタント〉

物流作業の生産性を高めるためには、何に取り組めばいいでしょう? 前回はボトルネック工程を見つけて改

記事を読む

運送業の経営革新〈物流コンサルタント〉

運送業の経営革新では、いわゆる単機能から複合機能へサービスメニューを複合化するということが考えられま

記事を読む

多様性を認める組織は強い〈経営コンサルティング〉

活気があり成果を上げている組織は、積極的に多様性を認めています。 いわゆる ダイバーシティー って

記事を読む

リーダーは同じことを何度も伝えること〈経営コンサルティング〉

会社で運用上のルールや取決めをしたら、それでうまくいくと思っている経営者はいないでしょうか?

記事を読む

コンサルタント事例×お客様の声
PAGE TOP ↑