キーマンを取込め〈経営コンサルタント〉
経営革新改善活動をコンサルティングするに当たって、まずは「キーマンが誰か」を確認するようにしている。
そのために、コンサルの初期段階で(可能な限り)経営者、幹部、社員全員と個別面談する。
カッコ書きで(可能な限り)と記したのは、規模によっては不可能な場合があるからだが、100名以下の会社の場合は全員と個別面談している。
最初に力がいるが、現状認識にはベストな方法と思っている。
経営者が言うことが事実かどうか、人はその置かれた場によって見方が異なるため、可能な限り多様な見方、意見が参考になるためだ。
そのような個別面談の中から、当該企業におけるキーマンを見極めるように心がけている。
個別に対話をしないで組織図を見ても、キーマンは誰なのか判断できないのだ。
仕事に対して独自の意見を持っていたり、担当する工程について造詣が深かったり、あるいはまた、個別面談で率直な意見を言ってくるような社員は、キーマンになり得る。
頑固者、やんちゃ者も、彼らの目線を理解しつつ胸襟を開いて対話することで、改革改善のパートナーになり得るのだ。
そうやってキーマンを選定したらプロジェクトチームを編成して、改革改善を行っていく。
組織革新、売上利益アップには、キーマンを自分の見方にして、そこから組織全体に「思想」を広げていくことが大切だと思う。
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