当事者としての自覚〈経営コンサルタント〉
外から見ると順調に業績を拡大させているようでも、ヒアリングすると「うちは問題だらけですよ」という経営者がいる。
全くその通りだと思う。
なぜなら、問題が有ること、顕在化していること、気づいていることが、経営者として活動している証左だからだ。
業績が悪く窮境状態に陥っている会社でヒアリングすると、その問題点に経営者が気づいていない、もしくは気づいていても目を背けていることがよくある。
経営改善においては、まずもって問題点の認識が必要だ。
窮境状態にある会社では、従業員も自分たちがしていることが当たり前,常識となっており、その問題に気づきにくい。
以前は「おかしいのでは??」と感じながらも、数か月もするとそれに染まってしまい違和感を感じなくなる。
その様な会社を立ち直らせるためにますやることがある。
それは、安全な場を提供し従業員に自由にしゃべってもらうことだ。
会社や仕事への不満や不平、もっている違和感を自由に語ってもらうことが、会社への関心や仕事への関心につながってくる。
経営者がその責務を果たしていない会社では、従業員は不平や不満があってもそれを押し殺していることがよくある。
この状況から脱却し従業員の頭や心の中を発散させるとこが、経営改善のスタート地点となる。
発散から生まれてきた仕事や会社の関心を、そしてそのにあるエネルギーをマネジメントするとこが重要。
経営者が一人で出来ることは限られる。業種によるだろうが3億程度の売上高なら一人突き進んでいてもどうにかなろう。
だが事業規模が大きくなってくると一人は一人でありできることは知れているのだ。
チームで考え、動く。
そしてチームメンバーである従業員が当事者として仕事に取り組む環境を、経営者と従業員が共に創っていくことでこそ、自律した人間、自律した組織となっていく。

関連記事
-
運輸業の経営改善〈経営コンサルタント〉
運輸業、いわゆるトラックを保有し輸送や配送を行っている一般貨物自動車運送業者は、社数にして全国で57
-
コンサルの成果〈経営コンサルタント〉
コンサルティングでは、私は経営者だけでなく従業員を巻き込んだ取り組みで成果を上げるようにしている。
-
組織が一体になるとはどういうことか〈経営コンサルテイング〉
経営改善や革新が必要となる組織においては、以下のような問題点が見受けられます。 1)経営理念が
-
物流総合効率化法の改正〈物流コンサルティング〉
2月に物流総合効率化法が改正されてから、物流業界では様々な動きが出てきている。 東京都多摩地区
-
経営理念を浸透させましょう
どれくらいの中小企業が経営理念を作成し、組織に浸透させる努力をしているのでしょうか? 紹介をい
-
物流作業の生産性を高める3〈物流コンサルタント〉
物流作業の生産性を高めるためには、何に取り組めばいいでしょう? 前回はロケーションや導線設計につい
-
製造業の経営改善〈経営コンサルティング〉
モノづくり企業である製造業の経営改善について、事例をお話ししましょう。 岡山の製造業A社では、
-
整理整頓の勧め 4〈経営コンサルタント〉
整理整頓が組織に根付かないという声を顧問先から聴くことがあります。 なぜ整理整頓が定着しないの
-
物流改善プロジェクトを立ち上げる〈物流コンサルティング〉
物流改善には様々なテーマがあります。 例えばですが、物流コスト削減であったり、物流サービスレベ
-
経営計画書作成の勧め
弊社では経営計画書を作成し、社員を巻き込んだ経営管理体制を構築することをお勧めしています。 弊
- PREV
- 運輸業の経営改善〈経営コンサルタント〉
- NEXT
- 売上や利益を高めるために〈経営コンサルタント〉
