生産性を高める〈物流コンサルティング〉
物流センターにおける作業時間を削減したいというニーズは多くあります。
人的リソース(経営資源)を有効に活用し生産性を高めたいからです。
このような場合にはどうしたら、より効率的に生産性を高めることができるでしょうか?
お勧めは、
まずは作業時間の内訳を把握することです。
物流センター内では多様な工程がありますが、それらのどこに注力すればよいのか、全体への効果が大きいのはどの工程なのかを理解することが第一ステップです。
作業者が毎日提出する作業日報からおよその当たりをつける、作業日報がない現場なら期間を決めて日報の提出を依頼する、そのような感覚であまり現場に負担にならないように配慮しながら仮説を立てるのです。
縦軸に同じピッチ(例えば10分ピッチ)で時間軸を設定し、横軸に仕事内容を記載しておき、作業者に様式を渡して ✔ を入れれもらうのです。
そのような簡単な方法からデータを集めてみましょう。
作業時間の内訳が分かったら、最も大きなウエートを占めている作業に対してどのような改善が考えられるかを検討しましょう。
まずは、大きな効果が期待できるボトルネックを最初にやっつけましょう。
改善策を検討するなかで、ワークサンプリングにより詳細な工数を工程別に把握して、改善前と改善後を比較検証してみましょう。
関連記事
-
裸の王様〈経営コンサルタント〉
経営コンサルタントとして独立して5年目になる。 その間、製造業・運送業を中心に、様々な課題を抱
-
採用したスタッフのやる気を高める方法〈経営コンサルタント〉
昨今、労働力不足が叫ばれていますが、皆さんの会社ではどのような対応をしていますか? ある製造業の会
-
営業マンのやる気とは〈経営コンサルタント〉
どのような事業を営んでいる会社も、商品やサービスをお客さんに買ってもらわなければ売上は増えませんよね
-
社員の意見が出やすい方法〈経営コンサルティング〉
ある製造業でのコンサルティングにおいて、コンサルタントの私は悩みました。。
-
成功のカギは社員の才能とやる気を引き出すこと〈経営コンサルティング〉
顧問先の製造業や運送業のクライアントから驚かれることがあります。 それは「社員のみんな、前向き
-
改善活動を定着させるヒント〈経営コンサルタント〉
製造業や運送業、サービス業をコンサルティングする中で、つねに意識しているのは改善活動を定着させること
-
決められない病から脱却する〈経営コンサルティング〉
顧客からの紹介でコンサルティングを実施することがよくあります。 顧問先には二つのパターンがあり
-
物流作業の生産性を高める3〈物流コンサルタント〉
物流作業の生産性を高めるためには、何に取り組めばいいでしょう? 前回はロケーションや導線設計につい
-
経営戦略を考える〈経営コンサルティング〉
皆さんこんにちは、製造業,運輸運送業,卸売業を支援している経営コンサルタントです。 今日は次の
-
問題を発見する目とは〈経営コンサルタント〉
製造業の会社にコンサルティングする時、いつも気にして診ることがあります。 それはどんなことかと

