分かったつもりになるな〈経営コンサルティング〉
製造業や運送業の現場改善をする際に、机上だけで取組ことは業績改善につながりません。
当たり前のように聞こえますが、実際には、この机上の空論で改善活動に取り組んでいる場面を見かけます。
皆さんは問題が発生した時、現場を診に行ってますか?
見るのでなく、診る、です。
漫然と観察するのではく、しっかりと、現場の問題点を把握するまで診るのです。
そして、現場に関係者を集めてどうしてこのような問題が発生したのかを訊くのです。
聞くのでなく、訊く、のです。
聞くは、どのような時に使われるかというと、例えばですが「噂話を聞く」と使います。
噂話ですから、なにも意図したことをしなくても自然流れてくるといった感じです。
そのような姿勢で臨んでいては、問題点や課題は解決できません。
身を入れて、分かるまで、現場を診て関係者に訊いてこそ、真因を知り解決策が分かるのです。
分かったつもりで机上で取り組まないことです。
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